21 A/W TAICHIMURAKAMI “double breasted work blazer”

21 A/W  TAICHIMURAKAMI  “double breasted work blazer”

double breasted work blazer / taichimurakami size 6

medium fit shirt  / m.a+ size 44

LOW CROTCH 2 POCKET PANTS / m.a+ size 44

MILITARY BOOT “5305N” / GUIDI

“+” STUDDED q BUCKLE MED BELT / m.a+

Model 175cm 60kg

今回は反響の多かった taichimurakami  “double breasted work blazer”をご紹介します。

先日のブログで紹介したtaichimurakami “high neck coat”と同素材を使用しているジャケットです。

前回のブログをご覧になられていない方もいると思いますのでおさらいで素材を説明します。

使用された素材は、英国羊毛×紙の糸です。また紙の糸かと思いきや、そこはさすがのタイチ氏前回からモデファイ。

今回はプリント紙のベースを黒に変え、文字を白に、前回とは違うメランジ感を出すことに成功しました。これはもはや一種の染色体。

上記のようにスリットされた紙に撚りをかけ糸となっていきます。ベースが黒になるだけでまた違った表情に見えます。

昨年は色を出すときに紙の糸を染色し、生地に使用していましたが、タイチ氏曰く「それだと見えなくなる、、、見えていた方が面白い」、その結果この糸にたどり着いたというわけです。

生地をアップにしてみると、この白っぽく見えている緯糸のところが紙の糸(ブラック)です。案外生地に落とし込むと黒がベタっとせずにいい感じのメランジが出てきます。よーく見てみると文字が見えてきそうな気もします。

試しに生地サンプルから紙の糸(ブラック)を抜いてみました。写真では分かりにくいですが、間違いなくプリントされた紙の糸が登場(英語部分でした。)。当たり前ですが洋服になるとこれは出来ないのでちょっと感動です。

あと写真は分かりやすいように補強のコットン糸を取り外しました。本来はかなり細いコットン糸が補強の為、紙の糸に巻き付いています。強度も十分ということですね。

この “double breasted work blazer”は20秋冬からの継続モデル、程よいダブル加減がジャケットとブルゾンの丁度中間的な感じでデイリーに使用できる点が良いですね。

私も昨年同型のジャケットを購入し、かなりのヘヴィローテで着用しました。ほんとにさらっと羽織れる点と、あと生地が丈夫なので仕事で着用する私たちにとっては結構ポイント高いです。

この丈感も長すぎず、短すぎず絶妙です。最近はちょっと短いぐらいかな?という丈感が気になりますね。

コート同様に、脇下の”アンインターセプション” アームホールを無くしよりストレスなく着用できることを実現した複雑パターン。

背面の斜めに走った”メタルエッジ” 特殊な機械で生地の耳部分に金属繊維を使用。直線から曲線を表現する独自のパターン。

オリジナルのボタンはシルバー925製、欠けたデザイン含め極限までオリジナルティを追求するタイチ氏の拘りの一部、今シーズンから裏止めがステッチではなく金具で留められており、写真では分かりにくいですが ”taichimurakami”の打刻が施されております。

昔リーバイス製品のボタン裏の打刻数字で工場が判別できたと同様に、これで”taichimurakami”の製品ということが一目で分かる仕様。こういう細かいところに男心を擽られますね。

ポケットは数シーズン前から機能的に変化し収納力が増しました。見た目も大きくジップのデザインで、

開けると小分けされたポケットが配置されております。タイチ氏曰く、バッグを持たなくていい仕様とのことなのでこのジャケットを着るときは手ぶらでポケットに荷物を詰め込みましょう。

合わせたシャツは medium fit shirt  / m.a+ 、ちょっと気温の下がった今の時期に非常に適した1枚。ちょっと男臭いムラ染めが気分を上げてくれます。

気になられた方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

SHELTER2 斉藤

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