「CAROL CHRISTIAN POELL」カテゴリーアーカイブ

SCARSTITCHED LEATHER JACKET / CAROL CHRISTIAN POELL “LM/2498 CORS-PTC”

10年以上前にこの形を完成させ、今もデザインを変えず生産が続いている”キャロルクリスチャンポエル”の最高傑作「スカーステッチドレザージャケット」。

世界中のファッショニスタ、アーティスト、ハリウッドスターなども愛用するこの1着は、”CCP”の先鋭した世界観、芸術性が強く反映されながら、現実的なスタイリングの幅広さも有しています。

将来的にライフスタイルが変わろうと、いつまでもマイクローゼットに掛けておきたい宝物。そんな洋服をお探しの方にキャロル氏が生み出した名品をこの記事でじっくりご紹介できればと思います。是非ご覧くださいませ。

SCARSTITCHED LEATHER JACKET / CAROL CHRISTIAN POELL

“LM/2498 CORS-PTC”

Color:BLACK (10)

首元にしっかりと襟のついたこちらの品番”LM/2498″。日本国内では「襟付き」という愛称も耳にすることがございます。

もう一つの定番傑作レザージャケット”HIGHNECK LEATHER JACKET”と並ぶ”CCP”の2枚看板。

何か受賞歴などがある訳ではございませんが、愛用者の方々からの「世界一」と称する声も少なくありません。

ジップの開閉は身頃中央に位置付けたシングルタイプ。

アームホ-ルは袖筒を前面に出し、人体構造に合わせてパターニングされています。

肩から袖先にかけてカーブする人影のような輪郭線。エルボーにはスムーズな腕の曲げ伸ばしが出来るよう、立体的な切り替えをデザイン。

袖付けはフロントがセットインなのに対し、背はバックラグランという複合的なスタイル。

最もテンションの掛かる肩から背中、肩甲骨周りの可動域をなるべく広げ、レザーの伸びや馴染みが着用者の身体に沿って現れる合理的な設計となっています。

「革に新たな命を吹き込む」というポリシーのもと生み出される”CCP”のレザー製品は、人の体が中に入り躍動するその瞬間が到達点なのです。

前開きにはプラスデザインで4つのフックが取り付けられています。

非常に小さいながらも目に付くアクセントは、馴染む前の革を育てる段階でも非常に有効。時にはジップを閉めずにフックだけで着用頂くことも可能です。

ファスナーは上下それぞれにスライダーのついたダブルジップ。シルエットの調整、スタイリングのアレンジも様々。

袖先のデザインにも、フロント同様のフックを採用。

このアイテムはウエアとしての縫製等を全て済ませた後から染色を行う「製品染め」というプロセスを取っているため、金具にはくすみや錆が現れます。

この「製品染め」によって最も影響を受けるのはもちろんレザー。革を染料に漬け込み不均一な伸縮・硬化を起こすことで佇まいに奥行きが生まれます。

染色後の乾燥のプロセスはシルエットの再形成、袖のシワ入れなども同時に行われるため、パターニングだけでは表現しきれない感覚的な仕上げを実現。

この意図的な経過により、革の持つ奥深い表情に金属が自然に溶け込み唯一無二の革製品が完成を迎えるのです。

両サイドのポケットは内側にマチを設けたL字型。ジップが前傾するかのように取り付けられ、手を入れ易いのみならず、脇から裾にかけてのラインを立体的に見せています。

内側は両胸にジップポケットが付いており、ライナーはパンチングが施されたコットン素材。

アームにもこの裏地が使われており、袖通しは滑らか且つハリがあって丈夫な印象です。

SCARSTITCHED LEATHER JACKET

モデル 175cm 60kg

着用サイズ44

ここからは実際の着用画像もご覧いただければと思います。

こちらのスタイルは”CCP”の定番ニットセーターとコーディネート。

アーム周り、身幅にやや余裕を設けたシルエットになるため、秋冬は厚手のインナーを着込みやすいのもこのモデルの長所です。

今回この記事でご覧頂いているモデルは、ブランド内で最も定番的なホースレザー、素材品番”CORS”を使用しています。

野性的な力強さときめ細かで美しい表情を併せ持つこちらの馬革は、程よい厚みと弾力があり油分も多く含んで丈夫。クリームなどのケアを日常的に行う必要もございません。

大変扱いやすく、いつまでも美しいとても優秀なマテリアルです。

実際に袖を通すと、腕とレザーの間に生まれたスペースにも気分高まるシワが生まれます。

バックスタイルは両端に反り上りをつけ、パンツとトップス、インナーとの調和が意識されています。

重厚な革だからこそなるべく角は作らずスムーズに。

細部まで観察するとこうしたトリック、デザインの引き算が肝となっているのです。

細かい部分にまで感覚を及ばせて生み出される”キャロルクリスチャンポエル”の作品の数々。

中でも革製品は染色工程で数か月の日数を費やすため、1年で生産される数もごく僅かに限られます。

スマホで検索すれば画像はいくらでも手に入りますが、この一着を手に取り、空間を供にする瞬間は大変貴重で特別。

私がいくらここで熱く語ろうと、実際にこのレザーに袖を通す体験には全くもって歯が立ちません。

着ると感動できる服。「見に纏う芸術作品」と言えば少し大げさですが、それほどに感性揺さぶる本物の逸品です。

SHELTERⅡ 山崎

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CUSTOMER’S SPECIAL ORDER VOL.24「CAROL CHRISTIAN POELL Four Pocket Pony」

【Customer’s special order】 では店頭展開していない、当店の顧客様が特別にパーソナルオーダーしたスペシャルなアイテムをご紹介致します。

CAROL CHRISTIAN POELL

Four Pocket Pony

LM/2636-IN PONY-PTC /1919 (HORSE LEATHER)

DARK GREY

2年前に一度ご紹介しましたが、今回で2本目となる”CAROL CHRISTIAN POELL Four Pocket Pony”

前回のブログはこちら↓

Customer’s special order vol.4 「CAROL CHRISTIAN POELL Four Pocket Pony 」

細かい説明はこちらのブログをご参照頂けると幸いです。

最近m.a+をはじめレザーパンツの注文が多く感じますね。m.a+はどこか上品でレザーを感じさせないスタイリッシュなレザーパンツですが、このCAROL CHRISTIAN POELLのレザーパンツは真逆、

革の重厚感、強さ、生命、をこの作品からは感じます。それもそのはず丸々馬一頭から製作したレザーパンツなんて聞いたこともない。

左の 2/10   という数字は同時期に作られた本数とそのシリアルナンバー。こちらは同時期に10本製作され、その2番目という説明になります。全世界で10本という非常に希少なアイテムという事がお分かりいただけると思います。

バックスタイルはデッドエンドコレクションを象徴するワンピースパターン。

細部のステッチ一つ一つもダイナミック且つ繊細で丁寧な仕上げです。

パーソナルオーダーのご興味があるお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。

出来る限りご要望にお応え出来るよう対応させて頂きます。

SHELTER2   斉藤

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CUSTOMER’S SPECIAL ORDER VOL.23「CAROL CHRISTIAN POELL O.DYED LINED DRIP-RUBBERED LEATHER JACKET」

【Customer’s special order】 では店頭展開していない、当店の顧客様が特別にパーソナルオーダーしたスペシャルなアイテムをご紹介致します。

CAROL CHRISTIAN POELL

 O.DYED LINED DRIP-RUBBERED LEATHER JACKET

LM/2498R CORS-PTC /010  (HORSE LEATHER)

BLACK  (BLACK RUBBER)

当店でも初めての発注となったドリップラバーレザージャケット。ベースのレザージャケットは皆様もお馴染みの”SCARSTITCHED LEATHER JACKET”です。写真では一見通常のレザージャケットに見えますが、

袖と身頃の裾にはCAROL CHRISTIAN POELL のお家芸”ドリップラバー加工”が施されております。

この加工、「イメージとしては液体ラバーに浸してから、引き上げることで滴り落ちるラバーが固まってデザインになる」と言ったところでしょうが、

実はこちらのラバーは全て手作業により一つ一つ丁寧に加工が施されております。写真の規則性や芸術性をご覧頂ければ、単純に浸して引き上げた物とは違うと分かると思います。

完璧主義であるCAROL CHRISTIAN POELLが魅せる偶然と見せかけた必然。”ドリップラバー加工”がいかに人の手が加わり、莫大な時間がかかることがお分かり頂けると思います。

このように全てにおいて完璧で手の抜いていないCAROL CHRISTIAN POELLの作品に虜になるお客様も少なくはありません。こちらのレザーをオーダーされたお客様も数々の名作を手に入れてからついにこのレザーを注文されました。

そして堅牢なホースレザーを使用しながらもどこか気品ある佇まい、まるで美術品を見るかのようなそんな気分にもなる作品です。

先日ドリップラバー加工は施されてない”SCARSTITCHED LEATHER JACKET”が再入荷されたばかりなので是非店頭でご覧下さいませ。

またパーソナルオーダーのご興味があるお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。

出来る限りご要望にお応え出来るよう対応させて頂きます。

SHELTER2   斉藤

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CUSTOMER’S SPECIAL ORDER VOL.20「 CAROL CHRISTIAN POELL SILVER PENDANT WITH EIGHT RESERVE TEETH」

【Customer’s special order】 では店頭展開していない、当店の顧客様が特別にパーソナルオーダーしたスペシャルなアイテムをご紹介致します。

CAROL CHRISTIAN POELL

SILVER PENDANT WITH EIGHT RESERVE TEETH

MM/1480 SILVER

今回ご紹介するのはとてつもないインパクトのCCPのネックレス。お客様のオーダー品の為、付属の白いレザープレートは外さずにそのままのの状態で撮影させていただきました。

シルバープレートの上に歯茎を重ねるという前代未聞のアプローチ。

一体触って良いものなのか、、、少々戸惑うリアルなデザインに目を奪われます。

このデザインを堂々とリリースし、ファンを納得させられるブランドは世界でも稀。とても希少な商品紹介させていただきありがとうございました。

こちらの商品他のお客様にもパーソナルオーダーにて商品ご用意させて頂くことが可能です。ご興味ございましたらどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

皆様のご来店、ご利用を心よりお待ちしております。

SHELTER2   山崎

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“CAROL CHRISTIAN POELL” NEW ARRIVALS

昨日”CAROL CHRISTIAN POELL”の新商品が入荷いたしました。

今回の入荷では長らく完売状態が続いていた

HIGH NECK LEATHER JACKET

HANDLED PAPER DART OFFICER

のブラックカラー。久々にアクセサリーもとネックレスをご用意しております。

この秋冬入荷予定となっていたパンツ類はすべて予約完売となってしまいましたが、ウェブページにお写真とサイズデータを更新しておりますので、気になる方はご覧いただけますと幸いです。

“CAROL CHRISTIAN POELL” SHOPPING PAGE

ご質問などもございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

皆様のご来店・ご利用を心よりお待ちしております。

SHELTER2  山崎

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2022秋冬バイイングレポート

今回は今週末よりスタート予定の2022秋冬ご予約会に伴って各ブランドのトピックやバイイング情報を発信していきます。

今年の1月後半から行われた2022秋冬バイイングのタイミングはまだまだ海外への渡航も難しく、ファッションウィークは一部のブランド以外、デジタル中心のバイイングとなりました。

実はデジタル故にいいこともあります。それはブランドと今まで以上に密に連絡を取り合い、洋服の詳細やサイズ感などフィジカルの時では自身の物差しで考えていたことを、リアルに数値化し確実にお客様へ届けることが出来るようになりました。

もちろんすべてのブランドがデジタルでは無く、代理店の協力のもと国内での展示会で実際に拝見できるブランドもあります。

どちらにしてもより良い商品を仕入れることに奮闘している事には変わりありませんが。

m.a+

ここ数シーズンの秋冬の中では一番バリエーションが豊富に登場したコレクションだったのではないかと思います。ニューモデルはもちろんのこと、新素材もヘヴィからライトまで幅広い。バイイング時は本当に悩みました。中でも柄が映えるコットンウールストライプはシャツとパンツでセットアップに、冬のメインになるコート類は素材感が引き立つようにブラックのみで取り揃えました。22春夏から継続してるハンドペイントシリーズも今回はロークロッチパンツでオーダー。昨年秋冬に好評だったルーズフィットのロングスリーブTシャツも別注で復刻し、2素材2カラーでご用意しております。

CAROL CHRISTIAN POELL

前にもお伝えしたように何の前触れもなく新作の連絡が来るCCP。彼らにとって完璧な製品を仕上げるのにはファッションの春夏、秋冬のルーティーンなど関係無いようです。今回の納品予定で目立った新作は無いのですが、長らくサイズ掛けしていたオフィサーのホース・ブラックや定番のダービーシューズ、レザージャケット類もいつも以上に発注しております。懐かしのカミソリネックレスも数量限定で復刻致しました。

Paul Harnden Shoemakers

2022秋冬で2シーズン目となるポールハーンデンシューメーカーズ。今回も前回同様に東京展で拝見させて頂きました。当店初の秋冬シーズンという事もあり行く前から非常に楽しみでしたね。夏には登場しないロングコート中心にシーズン素材も申し分無い出来で一瞬バイイングを忘れて自身の買い物になるほど。しかも今回のタイミングでここ数シーズン登場していなかったツイードが復活したとの事。WEBでの写真掲載が出来ないのが非常に残念ではありますが、是非店頭でお伝えしたいと思っております。

BORIS BIDJAN SABERI

2022秋冬はドイツの現代美術家・彫刻家・社会活動家のヨーゼフ・ボイスからインスパイア。彼のアートワークに触れたボリス氏は今回シーズンカラーに軍隊の色合いであるWehrGrün、FadedWehrGrünを登場させました。素材ごとに見え方が変わるオブジェクトダイにより、様々な表情で魅せるWehrGrün。ニューモデルのOVER SHIRT1.Dはオーバーサイズのデニムジャケットのようなデザイン。もちろん毎シーズン完売必須の定番のP11やP13も充実させております。

taichimurakami

今回大きなトピックとして”FLASH EDGE / FLASH SEAM”という技法が発表されました。

2018AW instalationで発表されたmetaledgeの、生地耳にステンレススティール(金属)を織り込みそれをedgeとし、また、特殊なパターン技術により、metal edge として可視化させたコンセプトが、4年の時を経てアップデート。通常光であれば、普通にしか見えない生地耳(またはseam)がフラッシュ光の時だけ反射し、自己(アイデンティティ)を主張する。この特殊な糸は光を反射する繊維に強度を保つ特殊な綿を撚糸するにより、生地に組み込む糸、縫製するための糸、を用途ごとに独自に開発。また別のトピックとしては人気のデニムシリーズにブラックデニムとルーズシルエットが登場。折り畳みのマウンテンパーカーも復刻され全てが一新されたコレクションとなりました。

toogood

2023秋冬はアーツ・アンド・クラフツ運動で有名なウィリアム・モリスからインスパイアされました。モリスが使用していたリバティープリントをtoogoodが過去のアーカイブから詮索し、今回toogoodの世界に落とし込みました。そのリバティープリントの生地でオーダーしたのはアイコン的存在の”THE DRAUGHTSMAN SHIRT”。コットンながらシルクのような滑らかな質感。今シーズン好評だったデニムのニューモデルも登場(THE SKIPPER JEAN)スタイルこそ大きな変化は無いのですが、毎シーズン置き換わる素材も見逃せないのがtoogoodですね。

Maison Margiela

今回のコレクションの中心的なアイデアは “Inverted Snobbrey”、ブルジョワ的な着こなしを捨てて、謙虚でリラックスした、簡単でインフォーマルな、しばしば未完成で生々しいものを高めたいという願望。デニムジャケットは大きくストーンウォッシュされたり、ペイントされたり、生活感のある “décontracté”な感じになっております。

GUIDI

いち早くパリでのフィジカル展示会を開催したGUIDI。世界的にクライアントが非常に多く、待ち望んでいた展示会でしたが、このタイミングでは伺うことは出来ないのでWEBでの発注となりました。今回はボリュームのあるモデル中心にセレクト、定番のダービーやバックジップでは物足りない方への提案としてチロリアンブーツやトレッキングブーツ、ビブラムソールのフロントジップなど当店初お披露目のモデルもありますのでご期待下さいませ。

WERKSTATT:MÜNCHEN

今回のタイミングから国内代理店が間に入り、ブランドと日本の架け橋を作ることによってデザイナーのクラウス氏と共に日本市場を盛り上げていくことに。今まではパリでの展示会とコンタクトはドイツの工房のみでしたが、国内代理店が入ることによりサイズ違いの客注やリペア、ポップアップなどのイベントも開催することが出来ます。第一弾として8月6日からお盆までイベントを予定しておりますので是非このタイミングで充実のラインナップをご覧頂きたいと思っております。

PORTER CLASSIC

2月に東京展へ行ったときにまず驚いたのは商品バリエーションの多さです。ブランドの方も「過去最大級に多いと思います。」とのこと。様々なスタイルがあり非常に悩ましい内容だったのですが、今回はどちらかというとアウトドア・ミリタリーに絞ってセレクトしてみました。国産ブランドならではの丁寧なディテールは他ブランドでは見れないアイテムに仕上がっております。

cornelian taurus by daisuke iwanaga

2022秋冬 ”原点と洗練” ”origin and sophistication”

原点である手作業とパッチワーク、機能性が凝縮された複雑なコレクションをより洗練したものに。初のコレクションから現在までに洗練されたシェイプ、バランス、機能性を意識したシンプルなものに原点である手作業、この二つの要素をそれぞれミックスさせながら表現したコレクションとなりました。パッチワークはより複雑化され綺麗な表情に。シンプルなデザインにはダイアゴナルカットで構造的に他では見れない技術を落とし込みました。また廃盤になってから未だに問い合わせの多いモデル”vine tote”を数量限定で復刻致します。この機会に是非。

7月16日(土)からは当店ホームページで2022秋冬のご予約会(WEB会員様限定)をスタートいたします。

閲覧方法等は明日のブログで改めてご案内いたしますので、もう少々お待ちくださいませ。

皆様のご来店心よりお待ち致しております。

SHELTERⅡ 斉藤

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DIAGONAL ZIP BOOTS / CAROL CHRISTIAN POELL “AM/2601L”

完璧主義の天才デザイナーキャロルクリスチャンポエル氏が唯一10年以上形を変えずに作り続けているレザーブーツ、”DIAGONAL ZIP BOOTS”。

“C.C.P”のシューズコレクションにおいて、世界で最も愛用者が多いであろうこの一足。最高傑作と呼ぶにふさわしい完璧なデザインは、熱狂的なファンのみならず、著名デザイナーや他ジャンルのファッション通からも高い評価を得ています。

DIAGONAL ZIP BOOTS / CAROL CHRISTIAN POELL

AM/2601L LUC-PTC

奇抜な装飾は加えず無機質に仕上げられたこのブーツは「革の可能性」に焦点を当て非常にシンプルにデザインされています。

トゥの反り上りから助走を付けて一気にシャフトトップまで駆け上がるシルエットは圧巻。

これほどまでに美的感性を刺激するブーツは世界を探し回ろうと多く存在するものではありません。

パターン構成は甲全体と足の外側、踵までをホールドした革と、内脛部分の革とのツーピースデザイン。

正面中央にシームが入り、ジップで境界を作りながら非常にミニマルに組み立てられています。

「ダイアゴナル」の名の通り斜めに取り付けられたジップがこのブーツ最大のディティール。

巻き上げながら足首をホールドし、心地よい締め付けでとても気持ち良くフィットします。

シャフト自体も上に向けて徐々に狭められており、着用時の安定感は見た目以上。靴の重さが足首にも分散され、歩行の際に足が軽く感じられるのもポイントです。

唯一奇天烈なのが、このジップが両端から開閉できるダブルジップであること。

このディティールに何かの機能的メリットは紐付きませんが、こうした不可思議なアクションが”C.C.P”プロダクトの醍醐味のように思います。

このブーツの染色は靴の形を完成させた後に、ドラム型の染色機に入れ色染めを行う「タンブラーダイ」という技法が用いられており、一度シューズは完全に液体染料に漬け込まれます。

その際に一度型崩れが起こりますが、同時に革が柔軟に扱えるように。

良い具合にほぐれた状態から手作業で理想の形に再形成し温風乾燥にかけられます。

否が応にも目に付く甲の立体的なシワもこのプロセスの流れの中で、1足ずつ丁寧に象られているのです。

ここまでご紹介している品番”AM/2601L LUC-PTC”。

馬の臀部から採れる希少素材”コードヴァン”が使用されています。使い込むことで光沢もさらに現れ艶やかに変化。あえて磨き込まずにマットに仕上げるのも男らしい趣があります。

裏地にはクロムフリーで鞣された肌触りの優しいカーフレザーを使用し、靴底部にはカウレザーを採用。

それぞれのポジションに適した革を組み合わせ、着用者が長年愛用することを想定し強度も申し分ありません。

ソールはグッドイヤーウェルト製法で頑丈に作られ、裏貼りも可能です。

底面はシャンクの突き出た少々退廃的なデザイン。

先にご紹介したダブルジップのディティール同様、見た目以上の大きな理由はありませんが、私達に「なぜ?」と思わせる芸術的側面にキャロルらしさを感じずにはいられません。

ブランドがコレクションの発表をストップさせる以前にすでに完成し、今もなお生産を続けているシューズは、この”ダイアゴナルジップブーツ”と”グッドイヤーダービー”の2型のみ。

毎回奇想天外な新商品で世界中を驚かせる一方で、この2足の原点はこれから”C.C.P”の作品を手に入れたい方々へのある種プライマリーな役割を担っています。

ファッションフリークのみならず、「靴好き」、「革好き」、その他拘り強きすべての方に是非体感いただきたい1足。ご興味お持ちいただけますと幸いです。

現在当店にはサイズ7.8がございますが、その他のサイズをご希望でしたら個別オーダーもお受けいたします。

ご相談もございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

イベント詳細は以下リンクよりご確認いただけますと幸いです。

Leather Shoes Fair

皆様のご来店・ご利用を心よりお待ち致しております。

SHELTER2  山崎

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HIGH NECK LEATHER JACKET / CAROL CHRISTIAN POELL

10年以上前にこの形を完成させ、今もデザインを変えず生産が続いているキャロルクリスチャンポエルの最高傑作「ハイネックレザージャケット」。

古くからのファンも納得させ続け、なおかつ新たなファンも増やし続ける名作の「価値の持続」は、ファッションが商業的に過激な進化を求めることに疑念を抱くキャロル氏が出した結果の一つと言えるでしょう。

ブランド側のコマーシャル活動は一切なく、世界でも限られた販売店とファンの熱狂のみで名を馳せた究極の1着。

こうした名品を取り扱えることに私自身も感謝しながら、店頭に現品がある間に情報を残せたらと思います。

HIGH NECK LEATHER JACKET

LM/2599 CORS-PTC

COLOR : BLACK (10)

首をぐるりと囲うように角度を付けて作られたネックデザインを起点に、このジャケットは組み立てられています。

前側にやや重心をかけたアームの取り付けや、肩甲骨から脇下付近のタイトなライン。その他細かいディティールも体の動きを意識した構造となっています。

着用時、特に革が身体に馴染んだ頃合いには、布帛製品では表現が難しいはっきりとした曲線美が各所に現れ、所有者にとって他に替え難い逸品に。

そうした狙いがあるが故に、最初は革もハードで体を締めるような圧を感じますが、世界最高峰と言われる作品が徐々に自分に懐いてくる喜びは、なんとも貴重で刺激的です。

正面のダブルジップは斜めに走ります。

角度を極端につけていないため、流れは変形的にはならずナチュラル。

明らかに普通では無いものの、ある種シンプルとも捉えられる折衷的なデザインが、世代やジャンルを超えて多くの人の興味を惹く理由の一つです。

両サイドのポケットもデザインに工夫があり、ジャケット全体の印象付けにうまく作用しています。

開き口に余白を付けてジップを立体的に見せるだけでなく、スライダーをボタンで止められるオプションで独自性を表現。

機能的に超優秀と言える仕掛けではないものの、見る人の注目を集め、興味をもたせる演出は”CCP”のものづくりには欠かせません。

同様のシステムは袖のジップにも採用されています。

こちらは長い袖をカフスボタンのように手首で止める役割も果たします。

後ろ身頃は一枚革で形成され、体の動きや背中の丸みに合わせて遮りの無い自然なフィット感が生まれます。

レザージャケットを体に合わせて変化させていく過程において、こうした幹の部分の革馴染みが着用者にとっては非常に重要です。

肩の部分の切り替えしも特徴的。ショルダーラインが突っ張らずなだらかに流れます。

肘の部分はシームを無くし、動かしやすさにも配慮されています。

このアイデアには動きが大きい部分だけに極端な革馴染みが出ることを防ぐ狙いもありそうです。

内側は両胸にジップポケットが付いており、ライナーはパンチングが施されたコットン素材。

アームにもこの裏地が使われており、袖通しは滑らか且つハリがあって丈夫な印象です。

HIGH NECK LEATHER JACKET

モデル 175cm 60kg

着用サイズ44

ここからは実際の着用画像もご覧いただければと思います。

正面からみると肘のあたりを頂点とした弧を描くスリーブラインがとても綺麗です。

アームの顕著なシワは新品の状態で、すでにブランド側がある程度形成し、納品時にはまるで人間の体のようにしっかり紙が詰められた状態で店頭に到着します。

前に溜まりを作り後ろ側にゆとりを儲けることで、シルエットを崩さずに迫力のあるシワが楽しめるのです。

バックスタイルは、脇下あたりからグッと引き締めたラインが意識されています。

着初めはこの辺りの革の硬さが手強く感じられますが、肩甲骨あたりが馴染み始めると腕、肩、胸から腹部のあたりなど、全体的に余裕が生まれ着心地も格段に良くなります。

そして最後は私が約3年着用したものと、新品を見比べていただければと思います。

どちらも使用しているのは同じホースレザー”CORS”。

左がサイズ46の私物で、右が新品の42サイズです。

腹部に現れているハードなシワは、屈んだり座ったりする際の前傾姿勢で自然と深まったように思います。

自身の体感ではこの部分もかなり柔軟になっている印象です。

そして個人的に一番の変化を感じるのが背面脇下の馴染みです。視覚的に見て分かるものではありませんが、ここの動きがスムーズになると自然とフロントジップも締めやすくなります。

最初はインナーがTシャツでも動きにかなり制限があったものが、今ではニットを挟んでも無理なく着用できるところまで身体に馴染んできました。

写真の手前が新品で奥が3年着用したものになります。

実のところ3年間でクリームなどを添付したのは1.2回のみ。十分にしっとりとした風合いが保たれており、まだまだ安心して長く愛用できそうです。

“CCP”の代表的な馬革”CORS”はずっしりとした迫力がありながらも、着込んでいくと全体にきめ細かな皺が現れ上品にも映ります。

次第と高まってくる光沢。立体感も増し、光の当たり方にも違いが出てくる頃合いの姿はなんとも格別。

新品の状態でも相当パワフルですが、自分の手が加わることでさらに力強さを見せてくれる頼もしさ。それを実感できた時、この1着を選んでよかったと心からお喜びいただけるかと思っております。

私もこのレザーに袖を通すと、やはり気合が入ります。

購入を決める際の一大決心。革が馴染むまでの悪戦苦闘。色々な思い出がこの1着と共にありますが、私としてはこのレザーを着て”CCP”のオフィスを訪れた際に、ブランドメンバーから大歓迎を受けた事が、死んでも忘れられないほど刺激的に心に残っています。

これはあくまで私の経験談に過ぎませんが、、”CCP”の作品が誰かを喜ばせるために作られていることを実感した瞬間。

とても情熱的で愛のあるスペシャリスト達によってこの一着が生み出されている事実に私は本当に感銘を受けました。

“CCP”の製品を最高の状態に仕上げるのは果たして誰なのか。

その答えを誰よりも理解しているからこそ、デザイナー「キャロルクリスチャンポエル」氏は表舞台に姿を現さないのかもしれません。

SHELTERⅡ 山崎

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“CAROL CHRISTIAN POELL” NEW ARRIVALS

キャロルクリスチャンポエルより新入荷がございました。

今回はレザージャケットが2型。

“SCARSTITCHED LEATHER JACKET”はカラーナンバー[19]のグレーでのご用意です。

“CAROL CHRISTIAN POELL” COLLECTION

本日より店頭、ウェブで販売スタートです。

ご質問などございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

SHELTERⅡ

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CAROL CHRISTIAN POELL / GOODYEAR DERBYS “AM/2600L LUC-PTC”

GOODYEAR DERBYS / CAROL CHRISTIAN POELL

10年以上大きなデザインチェンジ無く、C.C.P.が作り続けている定番ダービーシューズ。

現在ブランドが製作しているシューズ類の中で最も古いモデルでありながら、今もなお訴求力の高い不朽の名作です。

形としては典型的な外羽根式の革靴。

外見的にインパクトの強い作品も多い同ブランドのコレクションの中では比較的落ち着きを感じますが、

完成に至るまでの製造工程には常識から大きく外れた独創的なアイデアが存分に盛り込まれています。

やや長めにノーズが設定され、先端をシャープに仕上げた美しいフォルムからはドレッシーな雰囲気すら漂いますが、染色は商品を形にしてから染め上げる「製品染め」によって行われています。

今回ご紹介しているモデルに使用しているレザーは馬の臀部からのみ採取される”コードヴァン”。

この名を聞くと鏡のように磨き上げた高級紳士靴を思い浮かべる方も多いかと思いますが、あえて負荷のかかる染色方法で仕上げることで、そのイメージとは逆を行く独特の躍動感が靴に加わります。

「革に新たな命を吹き込む」そうした思いでキャロル氏は若いころから革と向き合い、数えきれないほどの実験と検証を繰り返してきました。

C.C.P.のレザーアイテムの評価が突出して高い理由には、こうした信念があることに違いありません。

トゥの反り上がりと甲部分のシワは1点ずつ手作業でブランドが理想とする形に仕上げられています。

完璧主義であるがゆえに自らシワ入れを行うという先を見据えたアプローチ。

こうすることで着用者は理想の形を安心して楽しむことができるのです。

ソールはグッドイヤーウェルト製法でタフにお使いいただけます。もちろん裏貼り、ヒール交換も可能です。

ソールの裏を覗くとシャンクの飛び出した斬新なデザインが現れます。金具は製品染めによって錆が付き、非常に物々しい雰囲気ですが、着用時にあまり目に触れる部分では無く、スタイリングには大きな影響は出てきません。

このデザインが最も影響を与えるのは着用者のモチベーションでは無いかと私は思っています。

履く人の気分を高める粋な演出。このブランドの大きな魅力の一つでは無いでしょうか。

履き心地に関してもお問い合わせを頂くことが多いのですが、店頭でご試着を頂くお客様のご感想は「想像していた何倍も歩きやすい」とのお声が多い印象です。

写真などで見るとどうしてもその堅牢な出で立ちが最初は硬さをイメージさせるようですが、ライニングにはソフトなカーフレザーを使用し履き心地にも最大限配慮。

しっかりクッションのあるオリジナルのインソールも付属いたします。

GOODYEAR DERBYS / CAROL CHRISTIAN POELL

C.C.Pがコレクションの発表をストップさせる以前にすでに完成し、今もなお生産を続けているシューズは、このダービーシューズとダイアゴナルジップブーツのみとなります。

多くの製品が廃盤となり、ラインナップが限定的になっている中で、なぜこのシューズは今もなお作り続けられるのか。

はっきりとした理由は我々にも分かりませんが、このシューズがブランド内でも相当の自信作であることは間違いありません。

天才が生み出した渾身の1足。是非皆様のシューズコレクションに迎え入れてみてはいかがでしょうか。

SHELTERⅡ 山崎

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*年内は29日まで年始は1月4日より営業致します。