OVERLOCK ONE-PIECE DEAD END JEANS / CAROL CHRISTIAN POELL

“キャロルクリスチャンポエル”が2010年に発表した傑作コレクション”DEADEND”。

すべての作品を出来る限り1枚生地で作り上げた発表は、今もキャロルの代表作として世界中のマニア達を魅了し続けています。

職人がほぼ一人で生地をコントロールし、非公開のプロセスで生産される希少なアイテムの数々。

今回ご紹介するジーンズは当店から一部仕様変更をリクエストし、よりスペシャルなものに仕上げていただいております。

OVERLOCK ONE-PIECE DEAD END JEANS

JM/2625-IN KIT-BW

Color:BLACK (10)

※COLOR OF YARN NOT IN CONTRAST

2018年に製作されたデニム生地”KIT-BW”を用いて作られたデッドエンドジーンズ。

縦糸と横糸の配色比率が調整され、黒地に少し白糸が混じるこのオリジナルファブリックは、現在ブランドが唯一生産しているデニム生地となっています。

このデニムの一番のポイントは何といってもこのデッドエンドパターン。

一枚の生地が途切れないよう切り縫いし組み立てられた綺麗なシルエットのデニムパンツは、その複雑構造を明瞭化するかの如くハードなオーバーロックが施されています。

IMG_2684

本来こちらのモデルは上記写真のようにホワイトのオーバーロックが施され、コントラストで主張する作品。

しかし今回は当店からブランドにリクエストをし、オーバーロックのステッチカラーを変更頂いております。

モデル 175cm 60kg

着用サイズ46

デッドエンドという一枚生地のロマンに加え、圧倒的な美シルエットもこのデニムの魅力。

奇想天外な製作過程で作ったとは思えない完璧なラインは、生地の力強さも相まって立体的に現れます。

裾にかけて生地がバランスよく溜まるよう膝下をスリムに仕上げ、シューズの先まで綺麗に見せる硬派なスタイル。

バックスタイルはやはり目が行くのがヒップ周辺のシームの密集。

本来は白のステッチを今回トーンを落として製作いただいたので、主張しすぎず平然と個性表現が出来ているように思います。

ブランドからの提案の一つ、ロールアップスタイル。

表裏のコントラストが色濃く出て、パンツをメインにスタイリングをお楽しみいただけます。

このスタイルで着用する際に、オーバーロックも白だと主張が強すぎるというご意見も頂いており、今回実現させたオーバーロック糸の色変更。

世界的にも希少なアイテムを是非ご堪能くださいませ。

その独創的な作品作りで名を馳せてきた鬼才”CAROL CHRISTIAN POELL”。

真似のできない制作プロセス故にパターンの微調整を依頼するのも難しいケースがほとんどの中で、今回可能な範囲で当店のリクエストを受けていただきました。

こうしたお願い事はあくまでブランドの作品を否定するのでなく、深くリスペクトをした上で行うことが重要だと我々は考えています。

当店に選択権があればおそらく黒を選んだであろうステッチカラー。しかしそこはCCP側に一任しグレーの糸が採用されました。やはり私達のアイデアは鬼才デザイナーには敵いません。

あとは皆様にご着用いただき、自分の物として仕上げていただければ大変嬉しく思います。

OVERLOCK ONE-PIECE DEAD END JEANS

ご質問などもございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

皆様のご来店・ご利用を心よりお待ちしております。

SHELTERⅡ山崎

Mail                TEL

https://shelter2.com/