“コーネリアンタウラスバイダイスケイワナガ”の2022年春夏の新作”key hole boston”。
今回は古典的でクラシカルな鞄のデザインを取り入れたボストンバッグがリリースとなりました。
シーズンテーマは[”COVER COLLECTION” / “覆う、補う”]。
このテーマには誰もが一度は見たことのあるフラップ式の伝統的なバッグのスタイルを改めて研究したうえで、ブランドが考える現代社会に必要な要素やデザインを補うこと。
そして今までコーネリアンが手掛けたことの無いジャンルのバッグを作ることでコレクションのバリエーションをカバーしていくという前向きな思いも込められています。
当店では今回2色のカラー展開でこのモデルをご用意いたしました。
まずはブラックの方で、細かいディティールをご紹介していきます。
まず目に入るのが、中心でおよそ14cmほどある大きなフラップ。
いわゆる昔ながらのこのデザインは、100年以上前には既に創作されており、現代においても目にすることの多い一つの完成形と言えるかと思います。
見た目が美しく、さらに開け口に蓋ができるという考え方は非常に合理的ではありますが、中身が取り出しにくいというデメリットも。
そこに上手く改良を加えたのがこの上部のファスナーデザインです。これにより毎回フラップを開け閉めする必要がなくなり、大容量の収納を余すことなくご活用いただけます。
ゴールドのジップが走ることで、バッグの高級感、デザインの引き締め効果が起きているのも注目すべき部分ですが、あくまで主張は控えめ。正面から見た際に目立たないようフラップの内側に備え付けるという工夫がなされています。
もちろんジップを閉めた状態でフラップ部分を開閉いただくことも可能です。内側には3ヶ所マグネットが取り付けられています。
このフラップのハンドルを通す部分が「鍵」のように見えることからこのバッグは”キーホールボストン」と名付けられています。
私は初めてこのバッグの説明を展示会で受けた際、名前が先行し「鍵穴」をイメージしてしまいましたが、日本語にするならば「鍵型の穴」が正解です。
サイドにはスマホなどがしっかり入る深さ15cmほどのポケットが両側にございます。
内側に配されたハンドルはデザイン的な側面がありながら、革の馴染みが出てきた際の形状サポートの役割も果たしており、
カバンを左右で持ち替えたり、立ったまま荷物を取り出すなどの何気ない瞬間に手を掛けることも出来ます。
マチ上部の内側には付属のストラップが取り付けられる金具が配されており、ショルダーバッグとしての使用も可能です。
背面、底面は写真の通り。ゴールドカラーの底鋲も素敵です。
ブラックはやはりスタイリングがしやすく、ヘビーユースには向いているように思います。
通勤、通学、その他毎日使うバッグをお考えの方。実用性を重視したい方はこちらがお勧めです。
しかしながらこちらのナチュラルブラウンのモデルが気になってしまうのが革好きの性。
使用しているブランドの定番素材、カウミネラルオイルは油分を大変多く含んでおり、使い込むことで革の瑞々しさが増していきます。
色が深まり渋みが増した完成像。ゴールドのジップも適度にくすんだ頃を想像すると、なんとも楽しみでなりません。
商品のご質問などもございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
SHELTERⅡ 山崎