現在当店で開催中のイベント「村上太一ノ世界」。
4連休中も多くのご来店、誠にありがとうございました。
ブランド全面協力のもと、我々も気合を入れて準備をしたイベントですので、
皆様にお喜びいただけていること、大変うれしく思っております。
このイベントきっかけで初来店いただくお客様も多く、
入店直後に「タイチのイベント見に来ました」と言っていただくと本当に感激。ご説明にも力が入ります。
告知ブログにも詳細は掲載しておりますが、イベントのキーとなるのがこのオリジナルペーパー。
日本語と英語の細かい文字でこの作品が村上太一作であることをループで印字しています。
ここから洋服を作り上げていくストーリーを、店頭で順序を追ってご覧いただけるのが今回のイベント。
この紙をはじめ、今から写真でご紹介するすべてのアートワークは店頭で実際にご覧いただけます。
こちらは先程の紙を専用の裁断機で均等にカットしたもの。
シュレッダーのようなものでカットしていくイメージです。
この段階で文字が刻まれた細い紙紐が完成。
自力で数えるのは不可能。とんでもない文字数です。
その後、先程の細い紙紐に撚りをかけ糸に。
ここからこの紙糸を織り込み服を仕立てるファブリックの完成。
村上氏のこのアイデアは「自身のDNAを服に遺す」という考えがもととなっており、その手段として紙を採用するに至ったとのこと。
実際ここで文字は見えなくなりますが、この糸に強烈なメッセージが込められていることがご理解いただけるかと思います。
紙で衣服を作る「紙衣」という文化は1000年以上前から日本に存在しています。
割いた和紙に撚りをかけた紙糸で作った衣類はとても軽量で、吸湿性も高かったため、日本の気候にも相性がよく多くの人に親しまれていたそうです。
現代ではあまり使われない素材ではありますが、我々日本人にとっては本能的に肌になじむ物なのかもしれません。
イベント会場となる地下2階のスペースには、縦横ともにこの紙糸で織り合わせた大きなファブリックアートワークを展示中。
ぜひ存分に「村上太一ノ世界」をご堪能くださいませ。
入り口のウィンドウもイベントに合わせてブランドの世界観を表現。
展示しているこちらは、実際に村上氏が商品制作に使用している型紙。こちらも特別にご提供いただきました。
イベントは9月28日(月)まで。
(※9月23日(水)は定休日をいただいております。)
特に予約なども必要ございませんので、是非お気軽にお立ち寄りくださいませ。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
SHELTERⅡ 山崎