徐々にメンズシューズとしてのイメージも定着してきたメゾンジェラの”TABI”。
その名の通り日本固有の伝統的衣類である「足袋」からインスピレーションを受けており、
通称ではなくブランドの公式的な商品名として世界中で認知されています。
商品の誕生は1989年のマルタンマルジェラのファーストコレクション。
日本人の我々だからこそ「足袋」のイメージとファッションとのギャップを意識的に理解することが可能ですが、
海外の方々が感じた最初のインパクトは相当のものであったと想像ができます。
指先の割れた奇抜なデザインは、当時のファッショニスタにとってとても刺激的で感性を揺さぶるものだったことでしょう。
30年以上も前からブランドが守り続けてきたデザインは、度重なる改良を得て今もなお愛され続けています。
定番的なモデルといえるのが主に写真の4型。
写真のものは全てベジタブルタンニングのしなやかなカーフレザーを使用しており、
革特有の経年変化をお楽しみいただきながら、長くご愛用いただけます。
まずはこちらのフラットソールのタビブーツ。
最も「足袋」の形状に近しいこちらのモデルは、ジャストサイズで履いていただくと、
自身の足型に沿った形で前後左右に変化が生まれ、徐々に立体感が加わります。
そもそもこういった薄いソールのシューズ自体が、メンズではあまりないため、
指先のデザインの有無に関わらず、男性が着用するととても新鮮。
ヒールが無い分非常に軽量で、足の力が地面に伝わる心地よい履き心地も人気の一因となっています。
続いてこちらはシリーズ唯一のローカットタイプ。
お好みのスタイルを崩すことなく取り入れていただける、非常にプレーンでコンパクトなモデルです。
芯なしの踵部分は写真の様に倒して着用いただくことも可能。
春夏はラフに履きこなしていただき、秋冬はソックスなどで変化をつけてお楽しみいただけます。
こちらは高さ3センチのヒールブーツ。
今回ご紹介している4種類の中では最も中性的な万能型。
お手持ちのお洋服に気軽に合わせていただきながら、
足袋の持つアイコニックで個性的な雰囲気をお楽しみいただけるモデルとなっております。
シボのしっかり入ったレザーの雰囲気も相まって、
今までのレディースメインのイメージを払拭するような力強さがございます。
ヒールモデルの開閉は写真のようなホックタイプ。
各モデルの個性や魅力、耐久性などにも配慮した今のマルジェラが考えるベストデザインとなります。
最後にご紹介するのがシリーズ内では最も高さのある6センチヒールモデル。
足の甲から爪先にかけての傾斜のあるシルエットが非常に美しく、パンツのラインもすっきりと見せてくれます。
モードスタイルの引き立て役として、あるいはカジュアルスタイルのアクセントとして、
意外にもジャンルレスにお使いいただける1足です。
当店でも多数の販売実績のある足袋ブーツ。
ソール修理のご相談もお受けしており、写真のように綺麗に裏貼り対応させていただくことが可能です。
自身の足の形に合わせて変化したお気に入りの1足は、何ものにも代え難いもの。
長くご愛用いただけるようアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。
店頭では靴磨きなどもサービスでお受けしておりますので、
すでにご愛用中のシューズに何かお困りごとなどございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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